路地と井戸とお祭りと

今日は横浜のリエさんの実家に寄って、近所のリエさんのばーちゃん家に行きました。
ここは国道から少し入った、”ハマ”と呼ばれている海のすぐ傍にある町なのですが、
これが見てびっくり。

目の前にある町は、間違いなく”昭和”でした。
住んでいる方には失礼かもしれませんが、まるで、映画「三丁目の夕日」のセットのような素敵な町並みなんです。
昔は漁師町だったという町は、その風情を存分に残していて、車が入れない(猫が悠々と歩いてました)
狭い路地は、はじめて来たのになんだかとっても懐かしい感じがして、一目見て大好きになってしまいました。

極めつけは、この井戸です。今でも実際に使われています。
その昔、この井戸の中からなんと、観音様が出てきたのだそうです。
その観音様は井戸の横に大切に祭られていました。


ばーちゃん家で盆か正月かという美味しいご馳走をいただいて、リエさんの従妹とリエさんのお姉さんの二人の小学生の
娘さん、リエさんとボクで、近所の一之宮神社のお祭りに行ってきました。

この神社がまた、日本人の原風景とでもいうような神社で、参道の両脇にびっしりと魅力的な屋台が並んでいました。
こういう風景を見ると、ついつい子供の頃に戻ってワクワクしてしまいます。
藤沢周平さんの名作「蝉しぐれ」で文四郎とふくが行った夏祭りシーンがよみがえってきました。


二人の小学生のお目当ては金魚すくい。可愛い顔をして、すっかりハンターの眼になっていました。
金魚はゲットできなかったものの、スーパーボールすくいで、お気に入りのスーパーボールをゲットした二人は、
ご満悦で、最後に手さばきの見事な屋台のお姉さんが作るチョコバナナを堪能していました。


今年の夏休みは、これぞ”日本の夏”を堪能しました。
りエさん一族の皆様、ありがとうございました。