日光でけっこうな旅 長編

リエさんの両親とリエさん、ボクの4人で日光に旅行に行きました。
品川駅でスペーシアに乗車したリエさんの両親と新宿駅から合流です。


社内で久しぶりにシューマイ弁当を食べました。
出張が多かった頃にあちこちの駅弁を食べましたが、
横浜のシューマイ弁当は冷めてもシューマイやご飯が美味しくて、
具とのバランスもとってもよくて、
かなりレベルが高い逸品だと思います。


日光には11時40分到着です。
東京から比べると少し冷んやりしています

レンタカーを借りると、中禅寺湖を目指してドライブです
レンタカーの営業所の人が教えてくれたところによると、
いろは坂は渋滞で、2時間くらいかかるとこと。
「グズるような子供もいないので多分大丈夫です」
と言って出発しました。

心配していたほど渋滞は大したことなく、
中禅寺湖の「日光レークサイドホテル」に到着。
まだチェックインまで時間があるのでホテルに車を停めて、
周辺を散歩します。


空気が澄んでいて男体山がとても綺麗です。


紅葉も。



この時期の日光がとっても人気があるのがよくわかります。


湖の周辺をてくてく歩き、立木観音を目指します。
途中、お箸に名前を彫ってくれるというお土産物さんに
お母さんが吸い込まれていきました。
店先の作業台にちょこんと座って、
名前を彫っているお婆ちゃんが、
「ひらがなでも漢字でも大丈夫ですよ」
と言っています。

お父さんとお母さんの名前を彫ってもらうようにお願いして、
帰りに寄ることにしました。



立木観音は今から1230年前に勝道上人が開いたお寺で、
古の昔から皇族の方達がいらしたという由緒正しい名刹です。

立木観音は一本の木から彫りれていて、なんと根っこが地面に生えているとのこと
流暢なお坊さんの説明を聞いていたら、最後に千手観音のお守りの効能の説明になり、
ありがたいご利益があるとのことで、リエさんのお母さんがお買い求め。

さらに上の階に行くと不動明王などの明王が祀ってありました。

さっきとは別の御坊様のまたまた流暢な説明を聞いていると、今年は勝道上人がお寺を開いて
1230年目の年なので特別に、
勝道上人が使用していた杖を公開しているとのこと
さらに、その杖のミニュチュア版を特別に販売しているそうだ。
なんだかとっても商魂逞しいなぁ。
ボクも見習わなきゃいけませんね。

不動明王好きのボクは迷わず不動明王のお守りストラップを購入しました。

立木観音を後にし、今度は元イタリア博物館を目指しました。

ここが自分の別荘だったらいいのにねぇと
美味しいコーヒーを飲みながらほっと一息。

表に出ると美しい湖が目の前です。



帰りに「あんまり遅いから心配しちゃった」
と言われながら、さっきのお婆さんのお店でお箸を受け取り、ホテルに帰りました。

チェックインを済ませ、みんなでお風呂に行きましよう。
ここのお湯は、ホテルから外にあるお風呂になのですが、

お風呂だけでも利用できるようになっていて、
趣のある木造の建物で天井が高く、
お湯は、硫黄の香りがするにごり湯です。

ああ、いいなぁ。
こういうお風呂。

お庭も素敵です。

そもそも去年奥日光にリエさんと泊まりに来て、
お湯がよかったので、お父さんとお母さんと一緒に来たいねと言っていたのですが、
こんなに早く実現できてよかったな。


次の日は、二荒山神社を参拝。
境内を散策しました。
男体山の登山口になっているのですね。
道理でホテルのお風呂が山登り風の人達で多かった訳がわかりました。


今度は男体山にチャレンジしてみるのもいいかも知れません。

「オトコ山登ってみたいね」とリエさん。
するとお父さんが「男体山でしょ。オトコ山って酒じゃないか?」
あははは。リエさんたら、相変わらず面白いな。

お昼に日光に戻り、レンタカーを帰しましたが、
さすがに、東照宮の辺りは渋滞していました。


帰りの特急まで時間があったので、観光しようと思ったのですが、
駅周辺にはこれといったところがありません。

御用邸でも行こうかとタクシーに乗り込み、行き先を告げたら
後部座席からお母さんが「どっか、いいとこありません?」

そんなアバウト過ぎ、と思っていたら、運転手さんが
「ありますよ、いいとこ」
と連れて行ってくれた霧降(キリフリ)高原の滝。

自然のまま手が加えられていない感じで、
もしかしたら華厳の滝よりオススメかも。

お昼は、お土産物屋さんのお店の外のテーブルで
鮎と岩魚の塩焼き、キノコ汁、味噌田楽と高原の景色をつまみに
あおぞらビールです。

ク〜っ。もう最高。

お母さんおの一言のお陰で、
本当にいいとこに来れました。


帰りは特急での中でまたビールを飲み、
新宿駅でリエさんのご両親と別れました。

季節もよく、とっても楽しい旅行でした。
またこもメンバーで行きたいですね。



数日後、旅行楽しかったねとリエさんと
反芻していたら、
「あの最後のシモフリの滝が良かったねぇ」とリエさん。

シモフリは牛肉だってば。